ヨセフの生涯:神の救いのご計画 2020年11月22日礼拝

2020年11月23日の礼拝説教要約

ヨセフの生涯:神の救いのご計画  堀内友幸

聖書:創世記37章2−11節                       2 これはヤコブの歴史である。ヨセフは十七歳のとき、彼の兄たちと羊の群れを飼っていた。彼はまだ手伝いで、父の妻ビルハの子らやジルパの子らといっしょにいた。ヨセフは彼らの悪いうわさを父に告げた。
3 イスラエルは、彼の息子たちのだれよりもヨセフを愛していた。それはヨセフが彼の年寄り子であったからである。それで彼はヨセフに、そでつきの長服を作ってやっていた。
4 彼の兄たちは、父が兄弟たちのだれよりも彼を愛しているのを見て、彼を憎み、彼と穏やかに話すことができなかった。
5 あるとき、ヨセフは夢を見て、それを兄たちに告げた。すると彼らは、ますます彼を憎むようになった。
6 ヨセフは彼らに言った。「どうか私の見たこの夢を聞いてください。
7 見ると、私たちは畑で束をたばねていました。すると突然、私の束が立ち上がり、しかもまっすぐに立っているのです。見ると、あなたがたの束が回りに来て、私の束におじぎをしました。」
8 兄たちは彼に言った。「おまえは私たちを治める王になろうとするのか。私たちを支配しようとでも言うのか。」こうして彼らは、夢のことや、ことばのことで、彼をますます憎むようになった。
9 ヨセフはまた、ほかの夢を見て、それを兄たちに話した。彼は、「また、私は夢を見ましたよ。見ると、太陽と月と十一の星が私を伏し拝んでいるのです」と言った。
10 ヨセフが父や兄たちに話したとき、父は彼をしかって言った。「おまえの見た夢は、いったい何なのだ。私やおまえの母上、兄さんたちが、おまえのところに進み出て、地に伏しておまえを拝むとでも言うのか。」
11 兄たちは彼をねたんだが、父はこのことを心に留めていた。

一 神がヨセフに与えた祝福 

1 父親に愛された。

(1)誰よりもヨセフを愛した。

ヤコブは誰よりもヨセフを愛し、年寄り子で、ヨセフにだけ袖付きの長服を着させた(37:3)。ヤコブの最愛の妻ラケルの最初の息子で、ベニヤミンが生まれた時に妻ラケルを亡くした。その悲しみを共に分かち合ったのがヨセフであった。

3 イスラエルは、彼の息子たちのだれよりもヨセフを愛していた。それはヨセフが彼の年寄り子であったからである。それで彼はヨセフに、そでつきの長服を作ってやっていた。

(2)ヨセフは父親に何でも話すことができた。

ヨセフは父親に何でも話すことができ、ヤコブもヨセフには何でも話すことができた。

(3)ヨセフは父親の心を知っていた。

ヨセフは父親の気持ちが分かるので、父親の喜ぶこと、悲しむことが何であるかを知っていた。父親の言うことは喜んで従った(37:13−14)。

13 それで、イスラエルはヨセフに言った。「おまえの兄さんたちはシェケムで群れを飼っている。さあ、あの人たちのところに使いに行ってもらいたい。」すると答えた。「はい。まいります。」
14 また言った。「さあ、行って兄さんたちや、羊の群れが無事であるかを見て、そのことを私に知らせに帰って来ておくれ。」こうして彼をヘブロンの谷から使いにやった。それで彼はシェケムに行った。

2 神がヨセフに夢を与えて祝福した。37:6−7、9

6 ヨセフは彼らに言った。「どうか私の見たこの夢を聞いてください。
7 見ると、私たちは畑で束をたばねていました。すると突然、私の束が立ち上がり、しかもまっすぐに立っているのです。見ると、あなたがたの束が回りに来て、私の束におじぎをしました。」
9 ヨセフはまた、ほかの夢を見て、それを兄たちに話した。彼は、「また、私は夢を見ましたよ。見ると、太陽と月と十一の星が私を伏し拝んでいるのです」と言った。

3 兄達から妬まれ、憎まれ、殺されそうになった。

(1)兄達から妬まれた。

父親がえこひいきをしてヨセフだけを愛したので、兄達から妬まれた。37:4

4 彼の兄たちは、父が兄弟たちのだれよりも彼を愛しているのを見て、彼を憎み、彼と穏やかに話すことができなかった。

(2)兄達に憎まれた。

ヨセフが兄達のしている悪いことを父親に告げ口した。37:2

2 これはヤコブの歴史である。ヨセフは十七歳のとき、彼の兄たちと羊の群れを飼っていた。彼はまだ手伝いで、父の妻ビルハの子らやジルパの子らといっしょにいた。ヨセフは彼らの悪いうわさを父に告げた。

(3)ヨセフの配慮のなさにますます憎まれた。

ヨセフが見た夢を兄達に何の配慮もなく告げた。37:5−11

5 あるとき、ヨセフは夢を見て、それを兄たちに告げた。すると彼らは、ますます彼を憎むようになった。
6 ヨセフは彼らに言った。「どうか私の見たこの夢を聞いてください。
7 見ると、私たちは畑で束をたばねていました。すると突然、私の束が立ち上がり、しかもまっすぐに立っているのです。見ると、あなたがたの束が回りに来て、私の束におじぎをしました。」
8 兄たちは彼に言った。「おまえは私たちを治める王になろうとするのか。私たちを支配しようとでも言うのか。」こうして彼らは、夢のことや、ことばのことで、彼をますます憎むようになった。
9 ヨセフはまた、ほかの夢を見て、それを兄たちに話した。彼は、「また、私は夢を見ましたよ。見ると、太陽と月と十一の星が私を伏し拝んでいるのです」と言った。
10 ヨセフが父や兄たちに話したとき、父は彼をしかって言った。「おまえの見た夢は、いったい何なのだ。私やおまえの母上、兄さんたちが、おまえのところに進み出て、地に伏しておまえを拝むとでも言うのか。」
11 兄たちは彼をねたんだが、父はこのことを心に留めていた。                     

二 神がヨセフと共におられた 

1 兄達に奴隷として売られた。

兄達の妬みと憎しみの故に穴の中に投げ込まれ、奴隷として売られた。37:26−28 

26 すると、ユダが兄弟たちに言った。「弟を殺し、その血を隠したとて、何の益になろう。
27 さあ、ヨセフをイシュマエル人に売ろう。われわれが彼に手をかけてはならない。彼はわれわれの肉親の弟だから。」兄弟たちは彼の言うことを聞き入れた。
28 そのとき、ミデヤン人の商人が通りかかった。それで彼らはヨセフを穴から引き上げ、ヨセフを銀二十枚でイシュマエル人に売った。イシュマエル人はヨセフをエジプトへ連れて行った。

2 ポティパルの家で執事として用いられた。

ヨセフはパロの近衛兵の将軍ポティファルに家を管理する執事として用いられた。39:3

3 彼の主人は、主が彼とともにおられ、主が彼のすることすべてを成功させてくださるのを見た。
4 それでヨセフは主人にことのほか愛され、主人は彼を側近の者とし、その家を管理させ、彼の全財産をヨセフの手にゆだねた。
5 主人が彼に、その家と全財産とを管理させた時から、主はヨセフのゆえに、このエジプト人の家を祝福された。それで主の祝福が、家や野にある、全財産の上にあった。
6 彼はヨセフの手に全財産をゆだね、自分の食べる食物以外には、何も気を使わなかった。しかもヨセフは体格も良く、美男子であった。

3 ポティパルの妻の偽りの訴えで監獄に入れられた。

ポティファルの妻の誘惑を退けた故に、妻の偽りの訴えで監獄に入れらた。39:17−20

17 こうして彼女は主人に、このように告げて言った。「あなたが私たちのところに連れて来られたヘブル人の奴隷は、私にいたずらをしようとして私のところに入って来ました。
18 私が声をあげて叫んだので、私のそばに上着を残して外へ逃げました。」
19 主人は妻が、「あなたの奴隷は私にこのようなことをしたのです」と言って、告げたことばを聞いて、怒りに燃えた。
20 ヨセフの主人は彼を捕らえ、王の囚人が監禁されている監獄に彼を入れた。こうして彼は監獄にいた。

4 監獄で管理長として用いられた。

ヨセフは監獄では監獄長に管理長として用いられた。39:21−22

21 しかし、主はヨセフとともにおられ、彼に恵みを施し、監獄の長の心にかなうようにされた。
22 それで監獄の長は、その監獄にいるすべての囚人をヨセフの手にゆだねた。ヨセフはそこでなされるすべてのことを管理するようになった。

5 監獄で献酌官の夢を解き明かした。

ヨセフはパロの献酌官と調理官長の夢を解き明かし、無実の罪の故に釈放をお願いしたが、献酌官に2年間忘れられた。40:14−15、23

14 あなたがしあわせになったときには、きっと私を思い出してください。私に恵みを施してください。私のことをパロに話してください。この家から私が出られるようにしてください。
15 実は私は、ヘブル人の国から、さらわれて来たのです。ここでも私は投獄されるようなことは何もしていないのです。」

23 ところが献酌官長はヨセフのことを思い出さず、彼のことを忘れてしまった。

6 パロの夢を解き明かした。

パロが夢を見て、それを解き明かす者は誰もいなかった。献酌官長の助言によってヨセフが呼び出されて、パロの夢を解き明かした。41:14−16、38−43

14 そこで、パロは使いをやってヨセフを呼び寄せたので、人々は急いで彼を地下牢から連れ出した。彼はひげをそり、着物を着替えてから、パロの前に出た。
15 パロはヨセフに言った。「私は夢を見たが、それを解き明かす者がいない。あなたについて言われていることを聞いた。あなたは夢を聞いて、それを解き明かすということだが。」
16 ヨセフはパロに答えて言った。「私ではありません。神がパロの繁栄を知らせてくださるのです。」

38 そこでパロは家臣たちに言った。「神の霊の宿っているこのような人を、ほかに見つけることができようか。」
39 パロはヨセフに言った。「神がこれらすべてのことをあなたに知らされたのであれば、あなたのように、さとくて知恵のある者はほかにはいない。
40 あなたは私の家を治めておくれ。私の民はみな、あなたの命令に従おう。私があなたにまさっているのは王位だけだ。」
41 パロはなおヨセフに言った。「さあ、私はあなたにエジプト全土を支配させよう。」
42 そこで、パロは自分の指輪を手から外して、それをヨセフの手にはめ、亜麻布の衣服を着せ、その首に金の首飾りを掛けた。
43 そして、自分の第二の車に彼を乗せた。そこで人々は彼の前で「ひざまずけ」と叫んだ。こうして彼にエジプト全土を支配させた。                   

三 神の赦し 

1 兄達がエジプトに穀物を買いに来た。

10人の兄達がエジプトに穀物を買いに来た時にスパイとして疑われた。

その時に兄達は弟ヨセフのことで神から責められていることを知った。42:21−22

21 彼らは互いに言った。「ああ、われわれは弟のことで罰を受けているのだなあ。あれがわれわれにあわれみを請うたとき、彼の心の苦しみを見ながら、われわれは聞き入れなかった。それでわれわれはこんなに苦しみに会っているのだ。」
22 ルベンが彼らに答えて言った。「私はあの子に罪を犯すなと言ったではないか。それなのにあなたがたは聞き入れなかった。だから今、彼の血の報いを受けるのだ。」

2 ユダがベニヤミンの保証人になる。

ユダがベニヤミンの保証人になることを父親に告げる。43:8−9

8 ユダは父イスラエルに言った。「あの子を私といっしょにやらせてください。私たちは出かけて行きます。そうすれば、あなたも私たちも、そして私たちの子どもたちも生きながらえて死なないでしょう。
9 私自身が彼の保証人となります。私に責任を負わせてください。万一、彼をあなたのもとに連れ戻さず、あなたの前に彼を立たせなかったら、私は一生あなたに対して罪ある者となります。

3 ヨセフが父親の安否を問う。43:27−28

27 ヨセフは彼らの安否を問うて言った。「あなたがたが先に話していた、あなたがたの年老いた父親は元気か。まだ生きているのか。」
28 彼らは答えた。「あなたのしもべ、私たちの父は元気で、まだ生きております。」そして、彼らはひざまずいて伏し拝んだ。

4 ベニヤミンの袋の中の杯

ベニヤミンの袋の中にヨセフの銀の杯(さかづき)を入れた。44:7−13

7 すると、彼らは言った。「あなたさまは、なぜそのようなことをおっしゃるのですか。しもべどもがそんなことをするなどとは、とんでもないことです。
8 私たちが、袋の口から見つけた銀でさえ、カナンの地からあなたのもとへ返しに来たではありませんか。どうしてあなたのご主人の家から銀や金を盗んだりいたしましょう。
9 しもべどものうちのだれからでも、それが見つかった者は殺してください。そして私たちもまた、ご主人の奴隷となりましょう。」
10 彼は言った。「今度も、あなたがたの言うことはもっともだが、それが見つかった者は、私の奴隷となり、他の者は無罪としよう。」
11 そこで、彼らは急いで自分の袋を地に降ろし、おのおのその袋を開いた。
12 彼は年長の者から調べ始めて年下の者で終わった。ところがその杯はベニヤミンの袋から見つかった。
13 そこで彼らは着物を引き裂き、おのおのろばに荷を負わせて町に引き返した。

5 ユダの執り成し 44:16−17、29−34

16 ユダが答えた。「私たちはあなたさまに何を申せましょう。何の申し開きができましょう。また何と言って弁解することができましょう。神がしもべどもの咎をあばかれたのです。今このとおり、私たちも、そして杯を持っているのを見つかった者も、あなたさまの奴隷となりましょう。」
17 しかし、ヨセフは言った。「そんなことはとんでもないことだ。杯を持っているのを見つかった者だけが、私の奴隷となればよい。ほかのあなたがたは安心して父のもとへ帰るがよい。」

29 あなたがたがこの子を私から取ってしまって、この子にわざわいが起こるなら、あなたがたは、しらが頭の私を、苦しみながらよみに下らせることになるのだ。』
30 私が今、あなたのしもべである私の父のもとへ帰ったとき、あの子が私たちといっしょにいなかったら、父のいのちは彼のいのちにかかっているのですから、
31 あの子がいないのを見たら、父は死んでしまうでしょう。そして、しもべどもが、あなたのしもべであるしらが頭の私たちの父を、悲しみながら、よみに下らせることになります。
32 というのは、このしもべは私の父に、『もし私があの子をあなたのところに連れ戻さなかったら、私は永久にあなたに対して罪ある者となります』と言って、あの子を保証しているのです。
33 ですから、どうか今、このしもべを、あの子の代わりに、あなたさまの奴隷としてとどめ、あの子を兄弟たちと帰らせてください。
34 あの子が私といっしょでなくて、どうして私は父のところへ帰れましょう。私の父に起こるわざわいを見たくありません。」

6 ヨセフの涙 45:2−5、8、14−15

2 しかし、ヨセフが声をあげて泣いたので、エジプト人はそれを聞き、パロの家の者もそれを聞いた。
3 ヨセフは兄弟たちに言った。「私はヨセフです。父上はお元気ですか。」兄弟たちはヨセフを前にして驚きのあまり、答えることができなかった。
4 ヨセフは兄弟たちに言った。「どうか私に近寄ってください。」彼らが近寄ると、ヨセフは言った。「私はあなたがたがエジプトに売った弟のヨセフです。
5 今、私をここに売ったことで心を痛めたり、怒ったりしてはなりません。神はいのちを救うために、あなたがたより先に、私を遣わしてくださったのです。

8 だから、今、私をここに遣わしたのは、あなたがたではなく、実に、神なのです。神は私をパロには父とし、その全家と主とし、またエジプト全土の統治者とされたのです。

14 それから、彼は弟ベニヤミンの首を抱いて泣いた。ベニヤミンも彼の首を抱いて泣いた。
15 彼はまた、すべての兄弟に口づけし、彼らを抱いて泣いた。そのあとで、兄弟たちは彼と語りあった。                            

四 ヨセフの生涯で神が私達に語られていることは何か。

1 あなたがヨセフの立場だったらどうするか。

兄達はヨセフを妬み、憎み、ヨセフの夢を打ち壊す為に奴隷として売った。

ポティファルの妻はヨセフを偽りの罪で訴えて牢獄に入れた。

献酌官はヨセフの嘆願を2年間も忘れた。

ヨセフに起こったことはヨセフだけでなく、私達にも起こることである。

もし、あなたが人から妬まれ、憎まれ、様々な悪事をあなたにされた時、

あるいは偽りによって騙された時、

あなたがした恩を忘れられた時に

「あなたはどうしますか」と神が語られているのです。

神はヨセフに悪事を働いた人達を通して彼らを救うご計画をなさいました。

あなたはそのことを信じることができますか。

2 あなたが夢を見た時にどうするか。

(1)聖書には夢を通して神の啓示を受けた人が何人もいます。

ヨセフがその代表です。また、ソロモンも夢を通して神からの語りかけを受けました。バビロンの王ネブカデネザルも夢を見ました。マリアの夫ヨセフも夢で神のお告げを受けました。神は夢を通して人に語りかけることがありました。

(2)夢に惑わされてはなりません。

私達も夢を見ます。夢によって私達の思いや、恐れに囚われてはならないということです。今は神は聖書を通して語っておられます。

どのような夢を見たとしても私達は運命論に陥ってはならないのです。神がもし夢で忠告されておられるならば、悔い改めて神に近づきましょう。神の御心は全ての人が救われることなのです。ですから、悔い改める時に神の救いの御技と神の良きご計画が始まるのです。

3 あなたは神の全き赦しを信じるか。

あなたは神からの全き赦しを信じていますか。

*ヨセフは兄達にあった時に全き赦しを告げたのです。45:4−8

*ヨセフの兄達は父親が死んだ時にヨセフが復讐をするのではないかと恐れました。50:15−21

*主イエスの全き赦しをあなたは疑っていませんか。

主が語られた。「あなたの罪は赦された」(ルカ5:23)と語られた時に、あなたの罪は全く赦されたのです。あなたは主イエスの十字架の血潮によって「御子イエスの血は全ての罪から私たちをきよめます」ヨハネ第一1:7と語られた御言葉を信じ続けていますか。主があなたに与えられたのは御子イエスによって全き赦しが与えられたことを信じていますか。