テトスへの手紙要約:パウロの使命 

2020年7月26日の礼拝説教要約

テトスへの手紙要約:パウロの使命 2020年7月26日礼拝メッセージ

聖書:テトスへの手紙1章1節−2節                       1 神のしもべ、また、イエス・キリストの使徒パウロ―私は、神に選ばれた人々の信仰と、敬虔にふさわしい真理の知識とのために使徒とされたのです。
2 それは、偽ることのない神が、永遠の昔から約束してくださった永遠のいのちの望みに基づくことです。

イントロダクション                             一 信仰を深めるため                             二 真理の知識を深めるため                          三 永遠の命を与えるため

イントロダクション                             1 クレテ島について                              2クレテ島の教会の誕生について                         3 テトスへの手紙について

1 クレテ島について

ミノア文明のクノッソス宮殿は紀元2000年にミノス王が建築されたとされていて、紀元1700年に改築された。部屋数が1200以上もある壮麗な規模の宮殿で3−4階建と地下室もあり、複雑な構造と廊下、階段によって建造されていた。更に郊外の泉からパイプによる生活用水を市街地と宮殿にもたらし、特に排水システムは大規模な建築様式を採用し、世界初の水洗トイレがあり、木製のシートに土器の便器があり、汚物は雨水を貯めたもので下水へと流していた。建築学・哲学・農業:オリーブオイルの生産高は年間60,000トンを有し、ワインの生産も有名である。

2クレテ島の教会の誕生について                         使徒2:11                                 「ユダヤ人もいれば改宗者もいる。またクレテ人とアラビヤ人なのに、あの人達が、私たちの色々な国の言葉で神の大きなみわざを語るのを聞こうとは。」ペンテコステ(聖霊降臨)の後、当時集まったクレテ人によって福音がクレテ島の人達にもたらされた。

3 テトスへの手紙について                         (1)著者:パウロ (1:1)                       (2)執筆年代:63年頃                          (3)執筆事情                                 *テトスはギリシャ人で、パウロの伝道によって改心した(1:4)。パウロの同労者であった。パウロはテモテには割礼を強要したが、テトスには割礼を強要しなかった。何故なら、テモテはユダヤ人伝道の為の牧師として任命され、テトスは異邦人伝道の牧師として任命されたからである。

*第2回伝道旅行の時、パウロの代理としてコリントの教会に派遣され、コリント人への第二の手紙を届け、またエルサレムの貧しい聖徒の為の献金をコリントで募集した。パウロがローマで2年捕らえられたが、パウロを訴えた者たちはカイザルには上訴しなかったので、欠席のまま裁判が行われ、パウロは無罪となり釈放されたのが紀元61年頃であった。                                      *パウロはローマで2年後釈放され、テモテをピリピ教会に遣わし、パウロとテトスはクレテ島の諸教会に行き、諸教会を充実させるためにテトスを残し、パウロはエペソ、コロサイに行き、エペソに戻り、そこでテモテからピリピ教会の様子を聞き、テモテをエペソ教会に残して、マケドニヤに行き、マケドニヤからテモテ第一の手紙とテトスへの手紙を書いた。その後、パウロはマケドニヤの東海岸から西海岸へと横断し、アドリヤ海に面したニコピリの町に着き、ここで冬を過ごし、テトスと会う約束をした。

* クレテ島の教会は教会の秩序がなかったのです。1:10−12,14,2:8,3:9                              1 反抗的な者・敵対する者                          2 空論に走る者                               3 人を惑わす者                               4 不正な利を得る者                             5 教えてはいけないことを教える者                      6 家々を破壊する者                             7 空想話をする者                              8 真理から離れた戒めをする者                         9 愚かな議論、口論をする者                          10 系図、律法についての論争をする者がいた。

テトスへの手紙要約:パウロの使命                        テトスへの手紙1:12をお読みします。                    1 神のしもべ、また、イエス・キリストの使徒パウロ私は、神に選ばれた人々の信仰と、敬虔にふさわしい真理の知識とのために使徒とされたのです。
2
それは、偽ることのない神が、永遠の昔から約束してくださった永遠のいのちの望みに基づくことです*ここでパウロが使徒とされた使命が書かれてあります。

*ここでパウロが使徒とされた使命が三つ書かれてあります。           一 信仰を深めるため                             二 真理の知識を深めるため                          三 永遠の命を与えるため

一 信仰を深めるため。信仰とは何か。                      偽ることのない神が、永遠の昔から約束してくだ さった永遠のいのちの望みに基づくことです。(1:2)                               信仰とは何か。                                1 神が語られた言葉は変わることがない。
2 天地創造の始めから神の約束は変わらない。                  3 永遠の命の約束は変わらない。

二 真理の知識を深めるため。真理とは何か。                   誤まった教えに対する最善の防御は真理を提示することです。           「あなた方は真理を知り、真理はあなた方を自由にします。」(ヨハネ8:31)

真理とは何か。                                 真理とはキリストです。                             キリストがあなた方を自由にするのです。                     キリストはあなた方をありのまま愛しておられます。                あなたが自分で自分を変えることができなくても良いのです。            それはキリストがなされる業なのです。

三 永遠の命を与えるため。永遠の命とは何か。

1 ジョン・カルビンは「一度救われたら失われることはない。」と語りました。   2 アルミニウス主義、ジョン・ウェスレーは「一度救われても失うことがある」と語りました。                                   3 永遠の命とは何か。                            4 私達は何を信じているのか。                         聖書が語っていることを信じるのである。                     聖書は私達に何を語っているのか。

私たちがもし将来主イエスを裏切り、信仰を失うのではないかと疑うならば、そのことが不信仰につながるのです。信仰には「もし」ということはないのです。

悪霊にとりつかれた子供の父親が主イエスに「できますれば、私どもを憐れんでお助けください」と言った時に、イエスは彼に「もし出来ればと言うのか。信ずる者には、どんな事でも出来る」と語られました(マルコ9:2123)。

私達に「もし」という信仰はない。神には出来ると言う信仰を持つ。「御子を信じる者は永遠の命を持つ」(ヨハネ3:36)。今持っていて後で無くなるのではない。神の約束は今信じる時に永遠のいのちが与えられ、そしてこの約束は変わらないと言うことを信じることが永遠の命を持つのです。

 テモテへの第二の手紙4:10                         デマスはこの世を愛し、わたしを捨ててテサロニケに行ってしまい、クレスケンスはガラテヤに、テトスはダルマテヤに行った。

 ローマ4:5                                 働きはなくても、不信心な者を義とする方を信じる人は、その信仰が義と認められるのである。

テトスはパウロを捨ててダルマテヤに行ってしまいました。しかし、テトスは不信仰なものをも神は義としてくださると信じたのです。テトスはパウロの死後、ダルマテヤで伝道し、そこで教会の監督となり、そしてクレテ島に移り、そこでも監督となり、92歳で長寿を全うして、生涯を閉じたと伝えられています。