キリストの平和 三浦真信牧師 久遠キリスト教会

2015年8月9日の礼拝説教要約

聖書:コロサイ3:15

日本は戦後70年を迎え、また国会でも審議されている安全保障関連法案などを巡り、改めて平和を求める声が叫ばれています。私たちがどのように平和を求めていくかを、聖書に聞きましょう。

1. 争いの始まりと回復

もともと人が造られた時には、平和しかありませんでした。神と人、人と人が平和に暮らしていたのです。しかし人類に罪が入った時から、争い、殺人、暴虐が世界を支配していきました。罪による神との断絶から、人間社会に不和が生じてきます。
ですから、真の平和を回復するためには、神との和解が必要なのです。 しかし人間の力では、神との間にある大きな罪の壁を取り除くことができません。この罪を取り除くことができるのは、神の子イエス・キリストだけです。キリストを信じる時に、罪は完全に取り除かれ、私たちは神との平和を回復することができます(ローマ5:1)。キリストこそ、私たちの心に平安を与えてくださる方です。それは世が与える平安(成功したり、健康であったり、願った道が開かれることで与えられるような)とは違います(ヨハネ福音書14:27)。

2. キリストの平和を現す教会

「キリストの平和が、あなたがたの心を支配するようにしなさい」(コロサイ3:15) キリストによって神との間に平和な関係を回復した者たちは、キリストの平和で人間関係を構築していきます。「支配しなさい」という原語の意味は、「判断しなさい」というニュアンスがあります。ただ心の中の平和で終わらず、いただいたキリストの平和で、様々な人間関係を判断し行動していきましょう。私たちの心の中に、憎しみや妬みが起きてきた時にも、それを生かすのではなく、どうすることが「キリストの平和」で生きることかを考えながら行動するのです。
クリスチャンは、「そのためにこそ召されて一体となったのです」。キリストの平和で心を支配され、具体的にキリストの平和で歩むために、私たちは神から召され(呼び出され)、一体となりました。地上の教会は不完全ですが、キリストのからだなる教会を通して、神は「キリストの平和」を世に現そうとしておられるのです。

3. 感謝の心

「感謝の心を持つ人になりなさい」。キリストの平和と感謝の心は一つです。キリストの平和が心を支配するなら、自ずと感謝が生まれてきます。神への感謝も生まれますが、ここは特に人への感謝というニュアンスがあります。不平不満だらけの人生から、キリストの平和をいただくことで、人への感謝も湧いてくるのです。「神を神としてあがめず、感謝もせず」(ローマ1:21)という生き方から、積極的に「感謝の心」を持つ生き方へと神は変えてくださいます。