すべての事について、感謝しなさい

2013年3月10日の礼拝説教要約

テサロニケ第一 5:16-18(新改訳・新約聖書 367ページ)

16 いつも喜んでいなさい。

17 絶えず祈りなさい。

18 すべての事について、感謝しなさい。これが、キリスト・イエスにあって神があなたがたに望んでおられることです。

“It’s Wonderful Life”という映画の中で

ジョージは銀行の頭取で町の多くの人を助けて、銀行の融資で家を建て、仕事を成功に導いた人物であった。叔父の会計士が$8000を亡くしてしまったことによって、銀行が破産に追いやられることになってしまった。

ジョージには奥さんマリアと子供4人のある家族であったが、銀行が倒産どころか、彼は刑務所に入らなければならない事態になったことを知った。

彼は途方にくれて家に帰って来た。それはクリスマスイブの夜であった。家ではマリアと子供たちがクリスマスの飾りつけをしていた。

彼は悲しみのあまり、末の子供を抱いて泣いていた。

3番目の子供が学校から風邪をひいて帰り、2階の部屋に寝ていた。

学校の教師が謝りの電話をしてきた時に、ジョージは腹をたてて、教師に怒鳴り散らした。

そしてリビングの部屋では長女がピアノの練習をしていたが、ジョージは怒りのあまり、「ピアノを弾くのを止めろ」と子供に怒鳴った。そして怒りが治まらず、テーブルの上の模型を蹴り飛ばし、その周りにあった家具も蹴り飛ばして壊してしまった。

マリアも子供達もジョージのどうしようもない怒りを見て、黙ってしまった。

ジョージは皆に振り返り、「御免。許して下さい」と謝る。皆は唖然としてジョージを見ていると、ジョージが今度は長女に「ピアノを弾け」と言った。長女が黙ってみていると、

「ピアノを弾けと言っただろう。ピアノを弾け」と又怒鳴りだした。

長女は「お父さん」と言って泣き出した。それを見たマリアは「あなた、どうして子供にあたるのよ」と子供たちをかばうと、ジョージは家を出て行ってしまう。

その時、ジョージの様子の異変に気付き、マリアと子供たちが御父さんの為にお祈りを始めたのである。

彼は町の競争相手の銀行の頭取に行き、助けを求めたが、断られるだけでなく、ジョージを横領罪として警察に電話をして訴えた。そして「お前は生きているよりも、死んだと同然の人間だ」と侮辱するのであった。

ジョージは酒場で神に「神様、私は今まで祈りをしない者ですが、どうか、私を助けて下さい。私はロープの端にまで来てしまいました。どうか私に道を示して下さい」と祈ったのであった。

その酒場に来ていた学校の教師の夫が、ジョージだと知り、彼をぶん殴った。

ジョージは『これが、私が祈った答えなのか』と独り言をいいながら、

怒涛のように流れる川の橋の所に来て、自殺を考えて、今や飛び込もうとしたときであった。

そこに天使であるクラレンスが来て、自分が川の中に落ちて、「助けてくれ」と叫んだのである。

それを見た、ジョージは川に飛び込んでクラレンスを助けたのである。

川岸の小屋で暖炉をとっていた時に、

天使であるクラレンスが「自分の命を簡単に捨てることは良くないことだよ。私はあなたを助ける為に来たのだよ」とジョージに話すと、

「何を言っているのだよ。僕が君を助けたのじゃないか」と言うと、

「私があなたに私を助けさせてあなたを助けたのだ」と言うのであった。

ジョージはその時に「僕は生れて来なかった方が良かった」とつぶやくのである。

それを聞いたクラレンスは「分かったそのようにしてあげよう。ジョージは生れて来なかったことにしよう。だからあなたはもう借金で苦しむこともない。あなたは生れてこなかったからだ」と話した。

ジョージは自分の家に帰って行った。その家は幽霊屋敷で誰も住んでいなかった。何故ならばジョージは生れて来なかったから、そこには誰も住んではいなかった。

彼は自分の家に帰って行って母に会った。母はジョージを見て「あなたは誰ですか」と言うのである。ジョージは「お母さん、僕だよ。ジョージだよ」と言っても、母はジョージを知らない。何故ならばジョージは生れて来なかったからなのだ。母が「あなたの知っている親戚の名前を言いなさい」と言われたので、「ビリー叔父さん」と言うと、「彼は仕事を破産して今は精神病院にいる。あなたもそこから出てきた人でしょう」と言われたのであった。

ジョージはクラレンスに「妻のマリアはどこにいるのか」と聞くと

「彼女は一生結婚しないで今は一人でいる」と告げる。「マリアは今どのにいるのか」と聞くと

「今、図書館から仕事を終えて出てくるところだ」と告げる。

ジョージは図書館に前に行くと、ちょうどマリアが図書館を閉じて出てくるところだった。

ジョージは「マリア」と叫ぶが、マリアは知らないふりをする。ジョージがマリアに近付いて来て、「マリア、僕だよ。ジョージだよ」と告げても、マリアはジョージを知らないので、ジョージから逃げて走るのである。ジョージはマリアを追いかけるのだが、マリアは悲鳴を上げて人々の助けを求める。そこへ警官がジョージを取り押さえに来たところをジョージは警官を殴って逃走する。そして再び、橋の上まで来たのであった。

そしてジョージは神に「僕をもう一度生かして下さい。どうかもう一度私に生かさせて下さい」と祈るのである。

そこに警官が近づいて来た。ジョージが警官をもう一度殴ろうとした時に、

警官が「ジョージ、僕だよ。皆があなたを探しているのだよ」と告げる。

ジョージはもう一度、命を与えられたのである。

彼は走って家に帰ると銀行の調査官がすでにジョージを逮捕するために家に来ていた。

ジョージは「私は逃げも隠れもしません。刑務所に行きます」と告げて、子供たちと抱きあう。

そして、そこに町から帰ってきたマリアに会って抱きあう。

マリアは町中にジョージの為にビリー叔父と共に寄付を集めて帰って来た。

町中の人がジョージを助けにやって来た。

そしてジョージが投資していた株が上がり友達サムから25000ドルが送られてきた。

そこにクラレンスからジョージへの言葉が本の表紙の裏に書かれてあった。

「ジョージ、誰も失格者はいないのです。わたしにあなたを助けさせて下さってありがとう。」と書かれていた。

この映画を見て、全てのことを感謝するということは、もしあなたが生まれてこなかったなら、そしてあなたのいない世界はどのように変わっていたのだろうかと私達に訴える映画であった。

そのことを知る時に私達は全てのことを感謝せざるを得なくなるのではないかと思うのである。

「全てのことを感謝しなさい」というメッセージがここに書かれていることを知るのである。